利用者様からのお手紙 (新しい介護を求めて)
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 利用者様からのお手紙 (新しい介護を求めて)

■ たんぽぽ通信1月号 No.2 2003 ■

利用者様からのお手紙

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先日、たんぽぽをご利用してくださっている利用者様から
心温まるお手紙をいただきました。

家族を介護するということについて、
一考させられるものです。

このHPをご覧になってる利用者様、
ご家族の方、これから利用したいなと考えていらっしゃる方、
担当ナース、担当ヘルパーや、
ファックスなどでも受け付けておりますので、
何かご意見、ご感想などがありましたら、
是非お聞かせください。

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新しい介護を求めて

本田美佐子

現在、私は82歳の実母の介護をしています。

約7年前に母が痴呆症であ ることがわかり、
1年を経て6年前に一緒に暮らすことになりました。

この 7年をふりかえりますと様々な事がありました。

その思い出をこの紙面に書くとなりますと書ききれない程の出来事がありました。
今、介護をされている皆様と同じ様な体験をしてきましたから・・・。
特に老人介護をされている方々の気持ちと共有できていると私は思っています。

さてまだ介護保険が始まらない4年前、
三鷹市から派遣された看護師さんに母の体を清拭してもらっていた時の事です。
私は清拭ではなくもっと他の事をしてもらいたかったのですが
自分の考えを言う事が出来なかったのです。
どうして自分の考えを言えなかったのかを自分に問うてみると、
それは三鷹市からやってもらっている立場だという考えから
抜け出す事が出来なかった からです。

そうこうしているうちに介護保険が始まり
私は介護保険を理解する為にケアプランを自己作成する道を選びました。
ケアプランを立てているうちに介護に対する主体性を持つ意識が
芽生えて来たのです。
その上、たんぼぽの保健師さんには
母の健康観察と同時に介護についての話を中心に
対話をするという援助をして頂きました。

その対話によって、介護される者、介護する者、
それを援助して下さる方々この三者は対等であるという認識を
持てる様になって来ました。
この認識をふまえ何度も対話をしていくうちに
自分の気持ちを
少しずつ伝える事が出来る様になって来たのです。

現在では安心して保健婦さんに自分の率直な気持ちが
言える様になって来ました。
この様な経験を通して精神的な支えが
どんなに大切か痛切に実感しました。
そして将来、精神的な支えも介護保険で専門家のカウンセラーに
聞いてもらえる様になったら いいなと私は考えています。

介護は一般的に大変で苦しい暗いイメージがありますが、
私は今その様なイメージにとらわれていません。
他者に自分の気持ちをありのままに伝える事が出来る様にになると
心は自由に動き出します。
自由な心(本当の私の心)が介護を
主体的、能動的にとらえることによって、
そこにやりがい。生きがいが見えてきます。
その様な介護の中には
楽しさがいっぱいちりばめられている事に気づかされます。
その楽しさを追い求めて今日も介護にまいしんしている私です。  

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